KACL Lecture Series

 
#8 : Chisato Kitagawa (北川 千里) 氏
Professor, University of Massachusetts, Amherst
 
Title: 日本語の自他交替に於ける「語彙的」制約の性質
 
Date : June 26, 2001, 13:30--15:00
Place : Big Conference Room, 3rd floor, Faculty of Letters, Kobe University

統語的操作と語彙的操作の「中間」にあるとも言われる日本語の自他交替の 様相を使役形態素「させ」と受動形態素「られ」との関連に於いて行なおうと する時、自他交替を担う要素としての形態素の存在が望ましい。この論文では、 そのような形態素として AS、AR、及び E を認定し、「させ、られ」との 対比に於いての自他交替の「中間」的様相の性質を、統語的な面にやや比重 をおく観点から、解明しようとするものである。

 


 
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