神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示

2022
 (2022年11月22日〜12月27日)





今月はクリスマスということで、クリスマス関連図書をキリスト教センター 林 チャプレンにご紹介いただきました!


【展示図書】
サンタクロースっているんでしょうか? / [tetx by Francis P. Church] ; 中村妙子訳 ; 東逸子絵
("Is There A SANTA CLAUS?" from THE NEW YORK SUN,Sept.21.1897 Text by Francis.P.Church )
 請求記号:J-B/682 資料番号:12102431、請求記号:386/124 資料番号:11919392

 世界中の子どもたちが知っているサンタクロース。しかし、実物のサンタクロースに会った子どもはいません。「サンタクロースはほんとうにいるの?」100年以上前、バージニアと呼ばれる女の子がニューヨークのサン新聞社に一通の手紙を書きました。彼女のお友達の「サンタクロースなんていないよ」という言葉がきっかけでありました。本書は新聞の社説を通してこの少女の質問に答えたフランシス・P・チャーチ記者の言葉を訳したものです。チャーチ記者は優しく丁寧に力強くサンタクロースが実在することを説きます。わたしたち人間は限りなく広い宇宙の中に生きており、わたしたち人間の知恵、考えをはるかに超える大いなる世界があることを伝えています。目には見えない、大いなる世界があるということへの信頼や想像力に満ちた心を持つことを通して、 わたしたちの心は大きく開かれ、目には見えない美しい世界を見ることができると励ましています。本書は100年以上経った今でも生き生きとした夢と希望を与えてくれる本です。是非、ご一読下さい。

サンタクロース公式ブック : クリスマスの正しい過ごし方 / パラダイス山元著・監修
 請求記号:386/126 資料番号:11926268
 公認サンタクロースと称するパラダイス山元氏による1冊。長老サンタが住むグリーンランドは北欧デンマーク領でありますが、そのデンマークの首都コペンハーゲンに「グリーンランド国際サンタクロース協会」の本部があるそうです。この協会には長老サンタクロースの補佐役として世界中で働く公認サンタクロースが120名ほど所属しているそうですが、著者のパラダイス山元氏はその一人。その公認サンタクロースの仕事は、事情があってお父さんやお母さんと一緒に暮らせない子どもや、病院に長期入院している子どものもとへクリスマスイブより先に訪問をしたり、ラジオやテレビを通してサンタクロースのメッセージを届けることです。そんな著者が執筆した本書は、クリスマスの過ごし方、クリスマスを祝うためのグッズの紹介、サンタクロースとは何者なのかについてなど盛り沢山!楽しいクリスマスを祝うための参考にしてください。

サンタクロースの謎 / 賀来周一著
 請求記号:386/115-B 資料番号:11923083、請求記号:386/115 資料番号: 11858741

 何が出来るか?どれくらいの結果が残せたか?良い結果が残せたのであればそれに見合う報酬(プレゼント)をあげよう、それが現代社会の主たる考え方でありますが、サンタクロースはそのような考え方とは全く異なり、無償の贈り物を携える存在であり、人に夢を与える存在。そんなサンタクロース(司教ニコラスの伝説など)はどのようにして誕生したのか、また、クリスマスの起源について、聖書におけるクリスマスに関する物語についてなど、歴史的な背景を含めてわかりやすく書かれている一冊です。サンタクロースがいなければこの世界は虚しいものとなる・・・著者はこのような思いを抱きながら熱意をもってサンタクロースについて書き記しています。サンタクロースのことをたくさん知ることができる良書です。是非、ご一読下さい。

(解説 キリスト教センター)