神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示

「第15回 執筆者は語る」  (2015年2月2日~2015年4月30日)

本学専任の先生方より図書館へご寄贈いただきました図書を展示いたします。
(2014年7月から12月までのまでのご寄贈分です。)
「執筆者は語る」と題して、ご自分が執筆された図書を紹介してくださいました。
興味を持った図書を読んで、先生に感想を述べてみたり疑問点など質問してみてはいかがですか?
なお展示している本は展示終了後に貸出できます。 (展示中は閲覧のみです。)




土肥 伊都子先生

「自ら挑戦する社会心理学 / 土肥伊都子編著」 

保育出版社 2014年12月

 本著は,心理学科の専門科目「社会心理学A,B」で,来年度から使用するために編集しました。内容を読んで覚えるだけでなく,そこから自分なりに考えたことを書き込み,各章の「挑戦してみよう」にあるアクティブ・ラーニングの課題に授業中に取り組んで得られた成果を記録する,“自分のためのオリジナル・テキストを作り上げる”ようにしたのが特徴です。そして授業使用後も,いつもそばにおいて折に触れて読み返したくなるものになるようにという期待が込めて編集しました。社会心理学が人生の肥やしになれば幸いです。





藤本 浩一 先生

「보다seeing의 심리학 : 세상을 보는 방식에 대한 / 나카야요헤이, 후지모토 고이치[저자] ; 김정운역자 」(「美と造形の心理学」韓国語訳)

21세기북스 2014年10月

 この本の中身は実は1993年発行の同名のタイトルと同じものです(のハズです)。私は認知発達を専門にしていますが、当時は美術と心理学の関係に興味があり、京都市芸大学部長だった仲谷洋平先生と共に有志を集めて編集・執筆しました。今回出版社を通じて韓国語訳の打診がありましたので、最近の脳科学の発達をはじめとした研究の発展により内容的に古くはなっていますがあまり類書がないことからお受けしました。共著者たちは当時芸大講師など芸術方面に何らかの関係がある若者たちが中心のところ、現在はそれぞれに所属が変わり、国立大の学部長をしている後輩もいて、時の流れを感じます。あいにくと韓国語は全くわかりませんので内容的検討ができませんが、亡き仲谷先生もきっとお喜びのことでしょう。