請求記号:369.4/208
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請求記号:376.1/751
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請求記号:376.1/753
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請求記号:376.1/740
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請求記号:376.1/743
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請求記号:376.1/742
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請求記号:376.1/744
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私の専門は、乳幼児の発達心理学と乳幼児保育学である。乳幼児の発達については、認知と自我の発達の関連に視点をおいた研究をしている。私が傾倒しているのは、ワロン、メルロ=ポンティー、エリクソンである。若いころ、ピアジェの認知構造論を研究していた私は、ワロンやメルロ=ポンティを読んだとき、自己と他者の連続性の中に自我を捉える現象学的視点は新鮮で、目から鱗だった。それ以来、ピアジェの構造的な考えをワロンらの現象学でとらえなおしながら、子どもの心の奥ゆきを考えるのが好きになった。それは、乳幼児期の子どもの心理解には、とても参考になった。また、子どもの育ちにおける他者(特に養育者)の役割を考える上でも重要な示唆を与えてくれた。
だから、保育については、子どもの自我の育ちと内的世界の形成を中心にして、その育ちを促す保育の在り方と保育者の子ども理解と援助、親子関係の形成とその支援など、養育する大人と子どもの関係形成と子どもの自我の育ちを促す保育・養育の在り方に関心を寄せている。最近は、それに関連して、養育者や保育者の心理、養育不安・ストレスの規定要因とストレス・マネージメント、ストレス軽減プログラムの在り方など、子どもの育ちを支える周りの大人やソーシャル・サポートに関する研究にも取り組んでいる。
ここに紹介している本は、すべて、ワロンやメルロ=ポンティ、エリクソンの自我論をベースにして、子どもの心の育ちと大人のかかわりを論じているのもばかりである。特に「子どもの心の育ちと人間関係」は、保育や養育における大人のかかわりの在り方を、自我の発達を理論ベースに編集している。「子どもの理解と援助」「子育ち・子育て支援学」親や保育者向けに、「育児の中での臨床発達支援」「相談援助」「保育相談支援」は専門職を目指す人たちに向けたものである。
本学には、子育て支援ルーム「まつぼっくり」がある。これからも実践を通して、子どもと子どもをめぐる人々の心の育ちと環境について考えていきたいと思っている。
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