神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示

「岡本太郎生誕100周年」
 (2011年9月1日〜2011年9月30日)

今年は岡本太郎生誕100周年にあたります。 これを記念して、今月は岡本太郎に関する本を展示いたします。

〜展示資料〜

Taro : 川崎市岡本太郎美術館所蔵作品集 / 川崎市岡本太郎美術館編  [708/126]
川崎市岡本太郎美術館所蔵作品集です。
岡本太郎は 絵、版画、ドローイング、彫刻、陶芸、写真と手掛けられてきました。
作品だからこそ伝えられるメッセージがあります。
数々の岡本太郎の作品をみて、あなたはどのような作品が心に残り、メッセージが心に響くでしょうか?

岡本太郎 : 挑む/夢と誓い(抄) / 岡本太郎著  [281.08/18/77]
岡本太郎のパリでの生活、帰国後の軍隊時代、父母ついても触れています。
この本で、岡本太郎の幼少時代からの変わらぬ精神、生き方が伝わってきます。
岡本太郎の幼少時代、フランス生活、軍隊時代、父母のこと等について語っています。
岡本太郎の曲がったことが許せない性格だからこそ出てくる心の奥の叫び、挑み、真っ直ぐな姿勢が読みとれます。

世界の人間像B 真実なる女性=クララ・シューマン / 原田光子著 . 世界最初の婦人記者=ネリー・ブライ / アイリス・ノーブル著 ; 佐藤亮一訳 . 私の姉アンリエット / エルネスト・ルナン著 ; 三好達治訳 . 母の手紙=岡本かの子 / 岡本太郎著 . 母の面影=遠山美以 / 遠山元一著  [280.8/10/3]
家族で、神戸から欧州航路船箱根丸に乗船して日本を離れてからの母から息子太郎への手紙が綴られています。
母かの子の毎日の生活、そして息子太郎への母の想いが伝わってきます。

人生は夢 : にらめっこ問答 : 人生相談 / 岡本太郎著  [159/70]
様々な質問に岡本太郎が答えています。
岡本太郎らしい考え方、岡本太郎の生きざまなどがわかりとても興味深く読める本です。

岡本太郎歓喜 / 岡本太郎作品・文 ; 岡本敏子編 [708/115]
「芸術は爆発だ!」この名言は有名ですね。この言葉の意味は、“ぱーっと宇宙に放射する。無償、無目的に。色でない色、形でない形で。
全生命が宇宙にひらききることが爆発なのだ。”という意味なのです。
数々の名言とともに、作品を観ることができますので、より深く作品を味わうことができます。岡本太郎の直球勝負の心が伝わってきます。

芸術と青春 / 岡本太郎 [著] (知恵の森文庫)  [知恵の森/aお/6-2]
『芸術と青春』という題をつけた意味は「青春は無限に明るく、また無限に暗い それは私の芸術、生きがいを豊かに支え、はぐくんでくれるのである。今までも、そして、これから先も。」ということなのです。
この本は、岡本太郎の青春時代の芸術、生活、心を観て味わうことができます。

日本万国博 建築・造形 / 丹下健三, 岡本太郎監修 ; 黒川紀章構成  [G/176]
“人類の進歩と調和”をテーマとした日本万国博覧会は1970年3月15日〜9月13日に開催されました。この本で、日本万国博の様子を知ることができます。
シンボルゾーンにあるテーマの象徴ともいえる岡本太郎の作品、“太陽の塔”だけが、他のパビリオンは壊されましたが、今もなお万博記念公園のシンボルとして残されています。
“太陽の塔”は根源から噴き上げて未来に向かう生命力の象徴。
その当時を知らない世代の方々、実際にまだ太陽の塔を見たことがないなら、一度はすぐ近くで見ることをお薦めします。

岡本太郎と日本の祭り / 川崎市岡本太郎美術館編 ; [岡本太郎著] ; みうらじゅん [ほか] 寄稿 [386/132]
岡本太郎が日本各地の祭りを訪れた時に撮影された写真本です。
「祭は人生の歓び、生きがいだ。歓喜の爆発。
祭はみんなで一緒に燃え上がる。そこが大切なところだ。その中で自己発見し、本来の人間的充実をとりもどすのだ。
すべての人が身をもって参加する祭を創造したい。これが本当の人生であり、芸術であるからだ。」と岡本太郎は語っています。
岡本太郎は12年に1度しか行わない祭りも訪れています。
その土地での歓びなどを表している特徴ある祭りを岡本太郎が、生で体験し撮影された写真です。それぞれのお祭をこれらの写真から体験してみませんか?

岡本太郎 / 岡本太郎 [画] [G/1915]
岡本太郎の作品はもちろんのこと、幼い頃の母親との写真、神戸港からパリへ向かって発つ時の写真など岡本太郎の自筆のコメントとともに楽しめる貴重な一冊です。

(図書館)