神戸松蔭女子学院大学図書館　展示

神戸松蔭女子学院大学図書館　今月の展示

「三島由紀夫」　(2010年5月1日～2010年5月31日）
2010年は三島由紀夫の没後40年にあたります。
それにちなんで、当館所蔵の三島由紀夫関連資料を展示します。

～三島由紀夫の作品紹介～

●はなざかりの森（はなざかりのもり）
小説。「文藝文化」昭和16(1941)年9～12月に発表。処女作品集『花ざかりの森』に収録。「三島由紀夫」の筆名を初めて用いた。

●仮面の告白（かめんのこくはく）
長編小説。昭和24(1949)年7月、書下ろしで河出書房刊。新進作家としての地位を確立した。展示資料は、河出書房昭和24年刊の完全復刻版。　

●宴の後（うたげのあと）
小説。「中央公論」＜昭和35(1960)年1～10月＞に発表。海外でも英語・ドイツ語・フランス語など12本も翻訳され、特にDonald Keene訳の『宴のあと』（After the banquet）が英語圏では評判を呼んだ。

●豊饒の海（ほうじょうのうみ）
長編小説、4部作。『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』はいずれも、「新潮」に連載された。展示資料は『天人五衰』が新連載として掲載された「新潮」＜昭和45(1970)年7月＞と、その全集(1969-71刊)、および『春の雪』の原稿写真。

●金閣寺（金閣寺）
長編小説。「新潮」昭和31(1656)年1～10月に発表。昭和31年10月、新潮社刊。『三島由紀夫没後三十年』には『「金閣寺」創作ノート』が掲載されている。　

（図書館）