「太宰治 松本清張生誕100年」
(2009年2月2日〜2009年2月28日)
1909
同じ年に生まれた二人。
作家としては
同じ時代を生きることができなかった二人。
〜二人が遺した名作をご紹介します〜
[太宰治 1909-1948]
●斜陽
【「新潮」1947年(4回にわたって連載)】
1947年に初版本が刊行、翌年には新版が刊行され、
戦後初のベストセラー小説となりました。
請求記号: 918.68/271/9
洋書もあります!! → The setting sun 請求記号: 913.6/11
●走れメロス
【「新潮」1940年】
ギリシャの古伝説とシラーの詩を題材に書かれた作品。
請求記号: ミドリ/90/1
舞台を現代に置き換えて新釈した作品 【新釈】走れメロス : 他四篇 / 森見登美彦
請求記号: 913.6/914
こちらの作品も興味がある人は読んでみてください。
京大生が主人公です。
●人間失格
【「展望」1948年6月号に『はしがき』と『第一の手記』『第二の手記』が、7月号に『第三の手記』の『一』が、8月号に『第三の手記』の『二』、『あとがき』が掲載】
2008年11月には、「人間失格」の直筆原稿412枚をカラーで完全復刻した『直筆でよむ「人間失格」』が刊行されました。
請求記号: 緑/90/4
洋書もあります!! No longer human 請求記号: 913.6/10
●富嶽百景
【「文化」1939年(2月に『富嶽百景』,3月に『続、富嶽百景』として連載)】
文中の「富士には、月見草がよく似合う」という一節は、御坂峠の記念碑に刻まれています。
請求記号: ミドリ/90/1
[松本清張 1909-1992]
●点と線
清張の長篇推理小説第1作【「旅」1957.2〜1958.1】
現在は電子書籍化もされています。
「アリバイ崩し」のスタイルで描かれた「トラベルミステリー」の先駆的作品。
請求記号: 918.68/56/1
●砂の器
長編推理小説【「読売新聞」夕刊1960.5.17〜1961.4.20】
「東北訛り」と「カメダ」という言葉を手がかりに事件を追っていく、ベテラン刑事の執念の捜査を描いた社会派ミステリー。
請求記号: 918.68/56/5
●或る「小倉日記」伝
短篇小説【「三田文学」1952.9】【「文藝春秋」1953.3(改稿再掲)】
第28回芥川賞受賞作品。
病弱な青年が、森鴎外の小倉時代の日記が散逸したと知り、小倉在住時代の森鴎外を10年の歳月をかけて、ひたすら調査する姿を描いた作品。
請求記号: 918.68/56/35
●彩り河
長編推理小説【「週刊文春」1981.5.28〜1983.3.10】
銀座の夜を背景に、財界の腐蝕を描いた風俗ミステリーの大作。
1984年に映画化されました。
請求記号: 918.68/56/47
●球形の荒野
長篇推理小説【「オール讀物」1960.1〜1961.12】
戦争の「亡霊」の帰還を親子の絆にからめて描いたロマンチック・サスペンスの大作。
1975年に映画化されました。
請求記号: 918.68/56/6
●「清張日記」
日記【「週刊朝日」1982.9.17〜1984.4.20】
昭和55年1月2日から57年11月18日までの日記。
昭和56年の項には昭和28年12月21日から29年3月7日の日記を抄録。
(直筆サイン入りです)
<肖像の展示>
・「文士の肖像110人」 請求記号: 748/90
【参考文献】
・松本清張事典決定版 請求記号: 910.26/1255
・太宰治大事典 請求記号: 910.26/1391
(図書館)
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