神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示


 (2005年12月5日〜12月24日)

今月はクリスマス関係の本を角瀬克己チャプレンに紹介していただきました。

*クリスマスの楽しみ
  クリスマスは、もともとの主旨がどうであれ、多くの人にとって楽しみに心待ちにしている日。親しいものが集まってパーティを開くも良し、こどもたちにケーキをプレゼントして喜ぶ顔を見るも良し、家をクリスマス・デコレーションで飾り立てるも良いだろう。でもクリスマスがどんな日で、どんなことをして過ごすのか、そしてその謂れなどについても教えてくれるのが次の2冊。参考にすると、クリスマスの楽しみが倍増されること請け合い!!
「クリスマスを楽しく〜修道院からの贈り物」(女子パウロ会編)
「クリスマス・クッキング〜世界の食卓から」(日本基督教団出版局)  料理=斎藤和子、指宿弘子、文=斎藤和明

*名画の中のクリスマス
 聖書の話をもとに描かれた絵画は沢山あるが、それらをまとめたものが下記の1冊である。教会の権威が強かった時代に於いては、画家が自由な発想で描くことは出来なかったかもしれないが、それでも独自な想像力を働かせて描いている。絵画を鑑賞する興味を駆り立てられる。
 ・「降誕〜基督教名画の楽しみ方」(日本基督教団出版局) 高久眞一著
*文化としてのクリスマス
 クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日ですが、この習慣が世界に広がるにつれ、各地域の伝統や習慣と結びつき、地方色のある祝い方がなされるようになりました。下の本を読むと日本では知られていないようなクリスマスの習慣があることが分かります。今までとはもっと違ったクリスマスの楽しみがみつけられるかも・・・・。
「クリスマスの文化史」(白水社) 若林ひとみ著
*こどもに語るクリスマス
 わたしは、教会の牧師という仕事がら、時々幼稚園や保育園の幼児たちにお話しをすることを求められます。はじめてこどもの前に立たされたとき、大人に話すことよりももっと困難さを感じ、とても緊張したことを思い出します。それからというもの、いつでもこどもたちに話が出来るように、いくつかの「お話」を準備するようになりました。そうしておかないと、こどもに分かる言葉や表現と言うのは、即座には出てこないのです。クリスマスの「お話」もいくつか集めました。そういうお話しを集めたものが下の本です。これに収められているお話しの一つでも覚えて、こどもに話してやって御覧なさい。目を輝かせて耳を傾けるこどもの姿に、またお話しをしようという気持ちにさせられるに違いありません。
 ・「天使が歌う夜に〜世界のクリスマスものがたり」(日本基督教団出版局) 小塩トシ子、久世礼子編

(解説 角瀬克己チャプレン)