神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示

ハンス・クリスチャン ・アンデルセン 2005
 (2005年11月15日〜12月3日)

デンマークが誇るストーリーテラー、そして詩人であるアンデルセンが生まれてちょうど200周年です。
抒情的な情緒、幻想的な美しさ、暖かい人間愛などを描いたことで世界的に高い評価を得ています。
子どものころに彼の童話を読んだことがあるでしょう。
もちろん童話で有名ですが、切り絵アーティストでもありました。
ここにあるモビールは彼の作品です。

Hans Christian Andersen
デンマークの作家。本国ではアンナセンという。フュン島のオーゼンセで貧しい靴屋の子として1805年4月2日に生まれた。母は父以上に貧しい家に生まれ、文字も読めなかった。そのような家庭に育ったので、彼は小学校もろくに通わなかったが、読書力は旺盛(おうせい)で早くから文学に親しみ、また父のつくってくれた人形を動かして劇のまねごとをするのを好んだ。・・・・・正規の勉学をしなかった彼の文章には、とかく文法上の誤りや破格があってしばしば酷評され、また失恋に悩んだ。…イタリアの風物に感激して『即興詩人』(1835)の想を得、ローマで書き始めて帰国してこれを完成。これにより彼の名声は国外にまで広がった。同年、作品4編を収めた最初の童話集を刊行。『即興詩人』のような作の書ける人が、なぜ童話のような子供だましのものを書くかと最初は不評であったが、『人魚姫』などを含む第三童話集を出してからは、童話こそ彼の本領であることが広く認められ、いよいよこれに力を注いで、近代童話の確立者となった。生涯に書いた童話は約150編、今日に至るまでなお「童話の王様」の地位にある。私生活では幾度恋をしても報いられず、75年8月4日その生涯を独身のままで閉じた。

「日本大百科全書」より抜粋

[展示資料一覧]
「雪の女王」(1957年ソ連作品)DVD/87(90112337)
「リトル・マーメイド」(ウォルト・ディズニー名作ビデオコレクション) VHS/2793(90026680)
「みにくいアヒルの子」 J-B/79/3063(01322562)
「マッチ売りの少女」 J-B/79/3064(01322571)
「はだかの王様」 G/1568/2(11273061)
「人魚姫」(アンデルセン童話集3) J-B/392/3(01788756)
「明治期アンデルセン童話翻訳集成2」 913.9/5/2(11018579)
「明治期アンデルセン童話翻訳集成3」 913.9/5/3(11018588)
「即興詩人」日本近代文学館 918.6/3-1/26-1(01096067)
               

<図書館>