神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示

「振り返れ松蔭。」 (2004年10月19日〜11月8日)

何となく古い歴史を持つ大学とはわかっていながら、実のところ何も知らない自分の大学。
そんなアナタにライブラリーからとっておきの本を大公開します。
展示している資料を読んでみてはいかがですか?
11月9日以降貸出できます。(予約する場合はカウンターで・もしくはWebからどうぞ)

『松蔭女子学院百年史』
まさに松蔭史の決定版。英国聖公会による設立準備の経緯・時代背景から始まり、1892年の設立から現在(1992年)に至るまでの松蔭学院史をまとめたもの。一見分厚くて取っつきにくそうだが、豊富な写真と資料を見ているうちに読み進めてしまう。

『松蔭女子学院 史料 第1集〜第5集』
英国オックスフォード大学・ローズハウス・ライブラリーで発見された、松蔭設立に尽力した人々の記録を収めたもの。設立の中心であったヒュー・ジェームズ・フォスの回想録である第1集(原文)・第2集(翻訳)から、設立に関わる経緯を生々しく伝える書簡集(第3集〜第5集)まで、『松蔭女子学院百年史』に収めることのできなかった史料の集大成。

『松蔭女子学院 70周年記念アルバム』
1962年に学院設立70周年を記念して発行されたアルバム。図書館所蔵のアルバムとしては最古のもの。ビジュアル的に松蔭史を楽しむもよし、60年代の学生生活を垣間見るもよし、また60年代テイストに浸るもよし。

『松蔭女子学院90周年記念誌 愛と自由と』
こちらも記念アルバムだが、1982年発行の90周年記念のもの。70周年記念アルバムもそうだが、同窓生による座談会だけでも読んでみよう。現在教えておられる先生方の22年前の姿が見られるので、こちらも必見!

『松蔭 110周年記念誌』
周年記念アルバムとしては最新版の、2002年発行。ついに大学院設立にまで至った松蔭学院の発展をコンパクトに知るには、おそらくこれを見るのが一番簡単。第1ページには、松蔭に関するさまざまな資料を収めるオックスフォード大のローズハウス・ライブラリーの写真が見えるが、これを見るだけでも松蔭と英国のつながりを改めて実感するだろう。

『美しい松蔭ライフ --松蔭女子学院大学・短期大学』
「松蔭には、大学と短大を紹介したビデオがあった」。85へぇ?美しき我らのキャンパスを、80年代ファッションで闊歩する先輩たちを見ると、ちょっと不思議な気持ちになるかも知れません。あら、この若い男の先生は誰? え、まさか、あの、○×先生?! となること請け合い。全体を覆うビミョーな80年代の空気もまた見逃せない、この貴重な資料はAVセンターにあります。


(文学部 英語英米文学科 松田謙次郎 助教授)