こんな本を読んでみませんか?

今月は「絵本」を紹介しています。


3階カウンター付近に展示しています。
子どもの頃に読んだ絵本も読み返してみると新しい発見があるかも・・・。
懐かしいお話、ほっとするお話、現実にあったお話。。。
今回より図書館サポーターのお薦めと解説も入っています。
是非手にとってご覧ください!




〜お薦め本解説より〜

【ダンプえんちょうやっつけた】
「こわいんだも〜ん」が口癖で、いつもみんなが遊んでいるのを見ているだけの弱虫のさくら。そんなさくらが、自然のなかで鍛えられ、まわりの仲間によって鍛えられ、強く、たくましくなっていきます。
遊具がなくたって、子どもの手にかかると、神社の石段はすべり台になり、木のつるはぶらんこになるのです。そんな子どもたちと同じ目線でぶつかってくるダンプえんちょう。大人になってから読んでもワクワクしながら読める絵本です。

【Badger’s parting gifts】
村のみんなから慕われ、頼りにされていたアナグマが亡くなり、残された動物たちは、悲しみます。
しかし、みんなでアナグマのことを思い出しながら話しているうちに、それぞれの心の中に、アナグマが生きていることに気がつきます。アナグマがみんなに残したものは、それぞれがちゃんと生きた知恵となり、それを「贈り物」として描いています。自分がこの世を去るとき・・・こんな風に人の心に何かを残せる人間になれるだろうか・・と考えてしまいます。

【教室はまちがうところだ】
英語・フランス語・ドイツ語・中国語!大学の授業は、思っていたより声を出す機会が多い!!
全部間違わないで発音できたらいいけれど、そうもいかない、恥ずかしい・・・という間違い恐怖症のあなたに最適!「めっちゃ、元気に!」私はなりました。

【さっちゃんのまほうのて】
ちょっとした一言が、相手を思い切り傷つけてしまう。言った本人は、そんなつもりはなかったのだけれど・・・言われたさっちゃんは、幼稚園にも行けなくなってしまいました。 このまま引きこもっちゃうの?いえいえ、さっちゃんも周りの人達もみんなでどん底からの脱出を図ります。みごとな脱出劇をぜひみなさんにも知ってほしい、大人から幼児までみなさんにお勧めの一冊です!

【ロバのシルベスターとまほうのいし】
ロバのシルベスターの楽しみは、夏休みのある日、奇妙な赤い石を見つけました。これが、なんと何でも願いのかなう魔法の石!何のお願いをしようかなと考えているところに突然ライオンがやってきた!シルベスター、あわてて願いをかける・・・え〜どうして、よりにもよってそんなこと、願っちゃったの!?・・・何を願って、どうなったかは、せひ読んでみてください!

【はっぴぃさん】
「はっぴぃさん」は願い事を叶えてくれます。でも誰も会ったことはありません。 「のろのろな男の子」と「あわてんぼうな女の子」が、「はっぴぃさん」を探す旅で出会います。はたして「はっぴぃさん」には出会えるのでしょうか? 自分では欠点だと思っていたことも、正反対の人間からみると長所に変わります。「これでいいんだ」と人に認められたときほど幸せな気分になることはないですよね。

【ルリユールおじさん】
「ルリユール」とは、製本のことですが、「もう一度つなげる」という意味もあるようです。 パリの街に、本のいのちを「もう一度つなぐ」ことのできるおじいさんがいます。女の子は、大切にしている、かわりのきかない図鑑を修復してもらうため、「ルリユールおじさん」を訪ねます。 本屋さんに行けば、また同じ本買うことができる。でも、「この本」じゃないとダメなんだ。そんな大事な本を私も持っています。「ルリユールおじさん」も、私にとって大切な1冊になりました。

【木を植えた男】
家族を失った男が、たった一人で荒地に木を植え続けます。やがてあたりは木でいっぱいになりますが、その変化は徐々におこるもので、みなは自然の気まぐれでおこったものだと思っています。しかしその後も男は木を植え続けます。 1冊の本から、生き方やその後の進路に関わる影響を受けることってありますよね。この本は、子どもはもちろん、大人にもおすすめの本です。何か大きなことを成し遂げようとするとき、その強さは孤独との戦いの中でつくられたものなのだと気づかされます。

【バスラの図書館員】
これはバスラであった本当の話です。 バスラの中央図書館の責任者だったアリアさんは、戦争から蔵書をまもるために、毎晩図書館の閉館後、本を運び出しました。その9日後、図書館は焼失しました。アリアさんは、蔵書の70%にあたる本を救い出しました。 戦争という愚かな行いをするのも人間なら、このような尊い行いをするのも人間なのだという現実が、この本の中にあります。