神戸松蔭女子学院大学図書館 今月の展示
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サミュエル・ジョンソン(Samuel Johnson)は、詩、小説、演劇、ジャーナリズムの各分野で活躍した第18世紀イギリス文壇の中心的人物であるが、辞書編集者としても知られている。ジョンソンが編集した『英語辞典』(A Dictionary of the English Language)は、出版業者ロバート・ドッズリー(Robert Dodsley)などにより1755年に2つ折版全2巻として発刊された。この辞典はジョンソンの生前に5版を重ねたが、その最も大きな特色は用例をあげて単語の意味を定義していることにあり、この点で『オックスフォード英語辞典』(The Oxford English Dictionary)の先駆となる業績である。 (解説 文学部 英語英米文学科 水越 久哉 教授)
(展示資料)
(2) “Oats”(オート麦)が定義されているページ
(3) サー・ジョシュア・レノルズ筆、ジョンソンの肖像画(1769年)、テート・ブリテン所蔵――永嶋大典『ジョンソンの『英語辞典』――その歴史的意義』(大修館書店、1983年)所収
(4) サー・ジョシュア・レノルズ筆、ジョンソンの肖像画(1756年)をもとにした銅版画――ジェイムズ・ボズウェル(中野好之訳)『サミュエル・ジョンソン伝1』(みすず書房、1981年)所収
(5) サー・ジョシュア・レノルズ筆、幼児ジョンソン(想像図)、ハイド・コレクション及びウィリアム・C・クルックシャンク、ジェイムズ・ホスキンズ共作、ジョンソンのデスマスク(1784年)、ナショナル・ポートレート・ギャラリー所蔵――永嶋大典『ドクター・ジョンソン名言集』(大修館書店、1984年)所収
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