図書館サポーター活動報告
|
||
ありがとうございました! 2008年8月8日(金)国立国会図書館関西館へ行ってきました。 お天気にも恵まれ、皆さん迷うことなく現地最寄り駅”祝園”に集合。 参加者:図書館サポーターを含む学生7名+図書館員3名合計10名で行ってきました。 国立国会図書館関西館所在地:〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3 参加してくださった学生さんに見学レポートを書いていただきました。 ・場所…学研都市線にあり、大阪からJR・バスと乗り継ぎ、約1時間の所に位置している。 ・東京本館が満杯の為、関西館が建てられた。 ・関西館は平成14年に開館、現在6年目である。 ・一般利用者が立ち入られる所は天井が高く、現代的な建物。 ・地上4階、地下4階であり、半永久的に図書を保存するため、地下の書庫が適している。 ・玄関に向かって行く途中、斜めに立っている芝生が印象的であった。これは本を保管するための温度調節に利用されている。 ・日曜日が休館である。(利用者が増えると、本が人の手に触れる回数が多くなり、傷んでしまう可能性があるため) ・館外には、芝生が広がり、とても静かで環境が整っていた。 ・館内…書庫内は資料保存のため 温度22℃・湿度55%→涼しく感じた。 ・閲覧室は、それほど暗くもなく落ち着いた雰囲気だった。 ・地下を最大限に使った図書館である。(地上に出ている部分は、延床面積の20%) ・地下には自動書庫がある。(人は入れないが、収容能力がBEST・物理的に強い本が入っている) ・気温・湿度の変化が少ない、自然災害への対策ができている。 ・館内は本当に広い静かな空間で、本が沢山保管・保存されているのだなと実感させられる建物だった。 ・カフェテリア・売店が設けられていて、有意義に過ごせる。 ●サービス ・開館日は月曜日〜土曜日。(日曜日に開館すると利用者が増えてしまうため開館しない) ・館内利用サービス(当日のみの館内利用カードをつくる。個人への館外貸出はしていない) ・一般の人々が見学できるツアーもあり、館内の状況を知ることができる。 ・東京館からの本の取り寄せ。 ・遠隔利用サービス。 ・アジア情報サービス。 ・インターネットによる資料の閲覧。 ●資料 ・収容可能冊数は現在600万冊であり将来的には2000万冊を予定している。 ・利用したい図書は自分で探すのではなくパソコンで申し込んで担当の人から受け取る。 ・必要な図書で、関西館に所蔵されていない場合は、本館の国立国会図書館(東京)に連絡を取って、資料を探さないといけない。 ・国内・国外共に期待されている図書館であり、後世に残していくため、長い目で本を見る必要がある。そのため、資料を館外へ持ち出すことができない。 ・関西館では、雑誌が充実していたり、アジア関係の本の収集に特徴がある ●その他 ・国立国会図書館は文化を残すための保存図書館であり、国会の組織であるため職員は国会職員である。 ・図書への付箋は酸化の原因になるため禁止されている。 ・著作権問題に配慮しながら電子化を進めている。 ・18歳以上が利用可能。(学校図書館は学生を対象とし、国会図書館は社会人を対象にしている) ●感想 ・普段では行くことがない国立国会図書館に行くことができて、とても良かった。驚くことが多くて、とても貴重な体験だった。 ・私は高校生の時に、一度行ったので今回は二度目。高校生の時は図書館についての知識がなかったので、ただ見に行ったというだけだったが、今回は司書過程をとっているので書庫の分類など専門的な知識があったので理解できた。 ・本の大半が機械で管理されていることに驚いた。 ・今まで、学校や公共の図書館しか利用したことが無かったので、この国立国会図書館のような形態の図書館があることを初めて知った。知らない人たちに広めていきたい。 ・膨大な本の数々。場所的に頻繁に通えるところではないので、利用するなら遠隔利用サービスが良いと思う。 ・今回は図書館の見学でしたが、実際に本の作られる過程などを知ると、もっと本を大事にすると思ったのと、ガイドの方が「大学には図書館があるので、あなたたちは幸せですよ」と言われた言葉が印象的であった。 ・図書館の規模が大きく、保存方法も厳密であり、資料をとても大切に扱っていることがわかった。 ・少し遠かったが、足を運び、実際に自分の目で見ることができ、とてもよかった。 ↑ 個人的にツアーを依頼することもできるようです。 機会があれば、一度訪ねてみてはいかかでしょうか。 ↑ 最後に一息、みんなでお茶してきました。(残念ながら国会図書館の中の喫茶店ではありません。) |