3週間の教育実習

                    2009年度 T実習生

 

私にとって教育実習の3週間は人生の中でも最もキラキラ輝いていた3週間といっても過言ではないほど素晴らしい日々でした。私は、母校に実習に行き、担当クラスは中学3でした。私は、少しでも早くクラスの生徒の名前と顔を覚えたかったので、プロフィールシートを作り書いてもらったり、昼休みや放課後クラスの生徒と話したりするよう心掛けました。私の担当したクラスの印象はとにかく元気で明るいです。私のことも、T先生ではなく「A子ちゃん」と呼んでくれて、自然とクラスに迎え入れてくれました。1番印象に残っているのは、私の誕生日にクラスの生徒がサプライズパーティーを開いてくれたことです。昼休みに教室に行くとクラッカーやきれいに飾り付けた教室、ケーキや様々なご馳走を用意してくれていました。プレゼントにはクラス全員分と担任の先生からの手紙をもらいました。私の知らないところでみんなが一生懸命計画をしてくれていたのです。このクラスは世界1のクラス、ホントにこのクラスに実習にきてよかったと心から思いました。

 

私は、クラスのほかに中3と中2の英語の授業を担当しました。教案づくりと教材研究は簡単なものではなかったし教育実習をする中で一番苦労しました。初めての授業は、教壇に立ってすごく緊張したのですが、とにかく出来ることはしたという気持ちで自信をもって大きな声で臨みました。授業が終わった後、生徒が私の作ったプリントを一生懸命にしてくれる姿を見たり、「先生の授業わかりやすい」、「先生、絶対ここで先生になってね」と声を掛けてくれたりして、頑張ってよかったと思えました。

この3週間、大変な思いもしたけれど、しんどかったとか辛かったことなんかほとんどなくて、毎日笑っていたし楽しかったし素晴らしかったです。

 

多くの先生方、担当の先生、生徒のみんな、一緒に実習を頑張ったみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

この実習に行くために、教職の授業は大変でした。大学1年生の時は教職をとる生徒はたくさんいたのですが、4年間で減りました。覚悟がいるということです。

 

でも、頑張れば教育実習という素晴らしい経験をできます。それは、人生にとってあると無いでは全然違うものだと思います。

私は、教育実習をしてやっぱり先生になりたいと思いました。今すぐにその夢を叶えるのは私には難しいですが、この夢を持ち続けて常に向上心を持ち続けたいと思います。